熊本に古くから伝わる郷土の手仕事、肥後手まり(ひごてまり)。芯に糸を幾重にも巻いて土台の球をつくり、表面を細かく区切る「地割り」をしたうえで、木綿糸を一針ずつかがって模様を描いていきます。本品は、熊本県民芸協会によって昭和42年から45年(1967〜1970年)にかけてつくられた、木綿糸の肥後手まり3個をまとめたセットです。
熊本県民芸協会での肥後手まりの制作は、昭和40年(1965年)に熊本国際民芸館を設立した外村吉之介氏の指導のもと、昭和42年(1967年)に始まりました。本品は、その制作が始まって間もない昭和42年から45年の間に作られたもので、民藝運動の流れをくむ貴重な手まりです。
ひとつは、紺の太い帯で球面を大きく区切り、その内側に朱・草色・山吹色の糸を放射状に重ねたもの。ひとつは、淡い杏色の地に青磁色の糸で花びらのような文様をかがり、黒の細い線で亀甲を思わせる幾何学模様を描いたもの。もうひとつは、オリーブ色の地に朱と生成りの太い帯を交差させ、段々の文様を織り込んだ大胆な意匠です。三つそれぞれに異なる表情がありながら、並べると不思議と調和する組み合わせです。
木綿糸ならではのやわらかな質感と、落ち着いた渋みのある色合いは、長い年月を経たからこその味わい。新しいものにはない、しっとりと手になじむ風合いをお楽しみいただけます。上部には吊り下げ用の紐が付いており、壁に掛けたり、まとめて吊るしたりして飾ることができます。
玄関や床の間、棚の一角に置くだけで、空間にやさしい華やぎと温もりを添えてくれます。肥後手まりの歴史や飾り方については、豆知識の記事「肥後手毬の魅力について」もあわせてご覧ください。
商品詳細
| 商品名 | 木綿の肥後手まり(3個セット) |
|---|---|
| 産地 | 熊本県(肥後手まり) |
| 作者 | 熊本県民芸協会 |
| 素材 | 木綿糸 |
| サイズ | 直径 約8cm(1個あたり) |
| 年代 | 昭和42〜45年(1967〜1970年) |
| 付属 | 吊り下げ用の紐 |
ご購入前にご確認ください
- 半世紀以上前の品のため、糸の色あせ・毛羽立ち・小さなほつれ・汚れなど、経年による変化が見られます。古いものならではの風合いとしてご理解ください。
- 一点ずつ手でかがられたものです。模様のゆがみや糸の重なり方の不揃いは、手仕事ならではの特徴です。
- お使いのモニター環境により、実物と色味が異なって見える場合がございます。
- 写真の壁や小物は商品に含まれません。
飾り方とお手入れ
色あせを防ぐため、直射日光の当たらない場所に飾ってください。湿気やほこりを避けるため、ガラスケースなどに入れておくのもおすすめです。ほこりが付いた場合は、やわらかい刷毛などで軽く払ってください。水洗いはお避けください。
